年末の京都で心静かに。東福寺と東寺を参拝してきた。

御朱印

2024年の年末、12月30日に京都の東福寺と東寺を参拝してきました。観光でにぎわう京都ですが、この日は少し早めに行動開始。まずは東福寺へ向かいます。

日下門を車に乗ったままくぐり、敷地内の駐車場へ。

朝9時45分に到着しましたが、さすがに朝早い時間帯だったのか、駐車していたのは2〜3台ほど。しかも駐車料金は無料というありがたさ!

境内に入ると、まずは国宝「三門」へ。この三門は明治30年に指定されたもので、禅宗の教えにある「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無作門(むさもん)」を象徴しているそうです。なんと、日本最古かつ最大スケールを誇る禅寺の三門とのことで、重厚な雰囲気に圧倒されました。

続いて本堂へ。天井に描かれた龍が見事で、しばし見入ってしまいました。

本坊で御朱印をいただいた後は、通天橋(つうてんきょう)へ。

通天橋の拝観料は一人600円。

修行僧のために谷にかけられた全長27mの橋だそうです。橋の上から見下ろす「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれる渓谷の風景がとにかく絶景で、冬の静けさと相まってとても心が落ち着きました。

東福寺の滞在はおよそ1時間弱。再び車に乗り、日下門と中大門をくぐって、次なる目的地・東寺へ向かいます。

10時57分、東寺の駐車場に到着。2時間で600円と、こちらもリーズナブル。駐車場はとても広く、スムーズに停められました。

まず出迎えてくれるのが「不二桜」。弘法大師の「不二のおしえ」から名付けられたこの桜は、樹齢120年以上を誇る八重紅しだれ桜で、平成18年に三重県から移植されたそうです。今は冬なので花は見られませんでしたが、春に再訪したくなるような気品がありました。

そこから進むと、見えてくるのが五重塔。木造建築としては日本一の高さ、約55mを誇ります。圧巻の存在感に思わず足を止めてしまいました。

さらに奥へ進むと金堂へ。こちらは1603年に再建された東寺の本堂で、高さ3mもある薬師三尊像が安置されています。内部は撮影NGですが、静寂の中で対峙する仏像は心に染みるものがありました。

続く講堂には、大日如来を中心に不動明王や帝釈天など21体もの仏像が曼荼羅の形に並べられていて、その名も「立体曼荼羅」。真言密教の世界観がそのまま目の前に現れたような迫力があり、言葉を失うほどの荘厳さでした。残念ながらこちらも内部の撮影はNGでした。

最後に御朱印をいただいて、この日の参拝は終了。

年末の慌ただしさの中でも、静けさと荘厳さに包まれた京都の寺院は、心をスッと整えてくれる特別な場所でした。来年もまた、こんなふうに穏やかな気持ちで締めくくれますように。

失礼します。

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